管理番号 | 新品 :61504688 | 発売日 | 2024/04/10 | 定価 | 20,200円 | 型番 | 61504688 | ||
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寛政8年5月4日深夜のこと、伊勢市の遊郭「油屋】で客の医者が9人の客に切りかかった事件がありました。「油屋騒動」と呼ばれる殺傷事件です。俗に「古市十人切り」とも言います。その騒動のわずか十日後に伊勢松坂の芝居で取り上げられ、やがて江戸でも名役者 坂東三五郎や中村芝翫が演じ人気を博したそうです。「料理人 喜助」はその最後のクライマックスに出てきて大活躍する料理人です。 多くの絵師か描いている筈なのになぜか市中では滅多お目にかかることができません。研究所とかコレクターの手も中だけにあるのでしょうか。 ある研究者の「「伊勢歌舞伎年代記」によれば、事件3年後の1799年に、中之地蔵芝居で新狂言としても「菖蒲酒(しょうぶざけ)恋寝刃」が演じられ、「油屋騒動」「福岡貢・料理人喜助・おこん」などと記されている。さらに、事件1カ月後に松坂の愛宕芝居で「伊勢土産菖蒲刀」という際物芝居が上演されたという話もあり、芝居番付等の資料調査の必要性を痛感している。」と言っているのを見るとまだ研究段階の作品の一つだと思われます。 豊国作となると何代目なのかについては同じ研究者が「3代豊国は広重・国芳とともに幕末を代表する浮世絵師で、最大量の作品を残している。さらに何種類かの「伊勢音頭恋寝刃」を描いており、3代豊国の作品と見て間違いなかろう」 と見立てています。 紙の端には欠けや縮みや寄れがもありますが全体に見てとても良い状態と言えると思います。 写真の10の裏面の写お解りのように裏打ちはしてありません。 大きさ 縦37cm 横25.5cm どうぞ「喜助」の気っぷうの良さの解る方、ぜひ「喜助」買ってあげてください。 hide