ゴンズイ・関東地方以西から南西諸島に分布するミツバウツギ科の落葉樹で、低山の雑木林などで普通に見られる。普段は目立たない木だが、葉が緑色の時季から果実が赤くなるため、初秋には人目を惹く。・日本の固有種であり、１９世紀始めにシーボルトらが当時の新種として発見された。・名前の由来には、ナマズの仲間「ゴンズイ」同様、役に立たないためとする説がある。実際には、魚のゴンズイは天ぷらにすることがあり、樹木のゴンズイは若葉を食べることがある。・葉は長さ４～９センチの小葉が５～９枚集まって羽根状になる。小葉は細長い卵形で先端が尖り、晩秋には綺麗に紅葉する。・あまり目立たないが５～６月になると若い枝の先に多数の小花が穂状になって咲く。花は直径５ミリほどの淡い黄緑色で、花弁は５枚ある。・花の後には画像のように独特な果実ができ、９～１０月に赤く熟すと縦に裂け、中から光沢のある黒い種子が顔を出す。学名のEuscaphisは美しい小舟を意味する造語で、果実の様子にちなむ。・樹皮は紫色を帯びた黒色で、白く掠れた不規則な模様が入り、樹齢を重ねると縦に剥離する。稀にシラカバ並に幹の白いものがあり、庭木として珍重される。
【育て方の要点】・土地を選ばず丈夫に育つ性質を持ち、関東地方以西～九州まで植栽できる。・枝ぶりは荒々しく、大振りになりやすいが、芽を出す力は強いため、手入れして形を作ることはできる。
※他の植物との同梱包可能です。1種の苗だけでも60サイズの送料がかかります。60サイズでも４鉢相当の苗が同梱包出来ますので、まとめ買いをお勧めします。梱包はリサイクル材を使用します。※背丈の高いものとの同梱包はサイズが一回り大きくなる場合があります。